【特別寄稿】
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「震災から3ヶ月を経て。 ~福島工業高等専門学校~」
西山 公紀(福島工業高等専門学校 一般教科人文科学系 英語)
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震災から3ヶ月を経て、いつもどおりの授業風景に戻ってきています。ただ、
この震災で被災して本校図書館に避難しておられる近隣町民の方々が、未だに
不自由な避難生活を送っておられます。
福島高専は、福島県南部の太平洋沿岸中核都市いわき市にあり、福島第一原発
から40数キロの距離にあります。この地区は今回の大震災で、他に例を見な
い、地震、津波、放射線被曝の3つ被害を一度に経験することになりました。
震災後直ちに本校に危機管理室(災害対策本部)が設置され、そのメンバーに
2名の英語科教員が含まれておりました。鳥居先生は寮生担当、私は学生担当
でした。学生の安否・所在確認、被害状況の調査、授業再開の準備等であっと
いう間に時が過ぎました。その間、CALL教室、サーバ室等の被害状況の調査を
行いましたが、幸いにも、耐震改修工事がすでに終了していたため、CALL施設
設備で目立った被害は殆ど見当たりませんでした。
CALLシステムが2004年2月に更新され、ネットワーク対応型語学学習ソフトと
して、ALC NetAcademy「スタンダードコース」を導入しました。翌年には「初
中級コース」を追加しています。この時期が本校のe-learningによる語学教育
の転換期であります。まずは、近隣の茨城大学、東北大学、茨城工業高等専門
学校を視察訪問し、担当の方に色々とお話を伺うことから始め、手探り状態で
スタートしました。2007年にはALC NetAcademy2にバージョンアップし、今に
至っております。
最後に、直接は英語教育と言えませんが、ここ数年間ずっと学内でe-learning
関連のグループとして、マルチメディア・コミュニケーション・サービス
(MCS)を推進してきました。MCSはいわゆる学内版SNSですが、今回の大震災で、
このシステムが学生の安否確認等に極めて有効でした。停電、電話・インター
ネット回線不通の合間を縫って、深夜まで情報収集にあたった担当者に改めて
感謝したいと思います。こちらは余震がまだ頻繁にありますが、大きな被害が
出ないよう願っております。
<ALC NetAcademy通信:6月号掲載>
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「いつもどおりの春を迎えて。震災から47日~東北大学~」
早川 美徳、酒井 正夫(東北大学・教育情報基盤センター)
杉浦 謙介(東北大学・大学院国際文化研究科)
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ちょうど2年前の春、東北大学の教育系情報システムの整備と運用を担う組織
として、我々の教育情報基盤センターは発足しました。その建家には、およそ
800台の学生用PC端末をはじめ、eラーニングや学習支援用のサーバー群が稼働
しており、新学期に向けて準備をしていたところに、この度の大地震。ビル内
の変電設備の故障などで、被災後の1ヶ月ほどはその動作確認もままならない
状況でした。
幸いにも、語学教育用の設備には殆ど目立った被害は見当たらず、授業開始は
1ヶ月ほど遅れることになったものの、いつもどおり、新入生を迎えることが
できそうです。
加えて、新しい目玉のひとつが、ALC Netacademy2(以下、NA2)の大学全体
へのサービス提供です。東北大学では、全ての学生(約18,000名)と教職員
(約6,000名)をカバーする統合認証システムを整備中で、NA2との連携が
最近実現できました。
これに合わせ、大学内の各組織が個別に提供していたNA2のコースを、我々の
サーバーに集約したこともあって、多くの(2011年度中は14)コースを大学構
成員の誰もが活用できるようになりました。
これらのコースは、一部の授業ではすでに利用実績がありますが、この機会に、
学生のキャリア形成の一助としても、利用を広げてゆきたいと考えているとこ
ろです。さらに、職員の語学スキル向上の手段としても検討中です。
教育環境の面で学生を「被災」させてはならない、との思いで皆が取り組んで
いる中、いま、このキャンパスでは桜の古木がいつもどおりの美しい花を咲か
せ、授業開始を目前にして、学生の元気な姿が戻りつつあります。
<ALC NetAcademy通信:4月号掲載>
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