DIC株式会社
総務人事部
野川珠美さん
印刷インキ、有機顔料、合成樹脂を主力製品とする化学メーカー、DIC。
世界で60 を超える国・地域に事業を展開する企業として、海外で活躍できるスキルとマインドを持ったグローバル人材の育成に力を入れています。
異文化理解、コミュニケーション力の向上を重視した研修を導入しており、その成果や受講者の変化について話を聞きました。
資料:「階層別グローバル人材育成の成功事例4選」をダウンロード
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資料:『今、必要とされるグローバル人材の要件ー異文化研修を成功させるポイントー』をダウンロード
私自身がグローバルマインドセット研修の体験セミナーを受けた際には、異文化理解が深まったと実感できました。
異文化理解にポイントをしぼっている点が他にはないプログラムであり、弊社が求めている研修にフィットすると考えました。実際に受講した社員からは、「ケーススタディで、赴任先で実際に活かせるような事例が学べた」「異文化理解について、プラスアルファの知識が備わった」など、前向きな声が寄せられています。
講師に対する評価が高く、講師の力によって学びの質が向上することを実感しました。研修を終えた受講者は、どんどん海外に赴任しています。それぞれの地域の文化や特性を理解し、ナショナルスタッフに寄り添うという意識が海外赴任者の中で高まっていることが感じられ、研修の成果の一つだと考えています。
2年前、海外赴任のタイミングに合わせた研修が実施できていない、必要な知識習得に特化していないという課題意識のもと、教育体制の見直しを行いました。
見直しにあたっては、弊社のグローバル人材にとって重要なマインドやスキルとは何かという観点を重視し、アルクさんに相談して現在の研修プログラムを構築しました。
新たなプログラムにはDICの理念をナショナルスタッフと共有するというパートがあり、その中で海外赴任経験のある受講者が現地でのエピソードを披露した場面が印象に残っています。
ナショナルスタッフとの間で意思疎通がうまくいかなくなった時、企業理念をていねいに説明すると理解が得られてトラブル解消につながったという話でした。
他の受講者たちはエピソードを聞き、言語が異なる場合はなおさら、理念を共有することの必要性を深く認識できたようでした。
研修の中で、これから海外赴任を控えた社員にとって有益な情報を社員間で共有できた一例です。
研修の副次的な効果として、アクティビティを豊富に取り入れたプログラムを通じての受講者同士の交流の深まりが挙げられると感じています。
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1908年創業。
印刷インキ、有機顔料、合成樹脂を主力製品とし、それらの製造、販売を行っている。
国内外に多くの拠点を持ち、世界の60を超える国と地域にグローバルに事業を展開。
また、現在は、サステナブルエネルギー領域、ヘルスケア領域、スマートリビング領域、カラーサイエンス領域、サステナブルパッケージ領域の5つを重点事業領域と定め、経営資源を集中させる取り組みをしている。
DIC株式会社 総務人事部 採用・研修グループ。
入社後から2014 年まで採用担当に従事。
就職説明会や学校訪問、一次面接の面接官を担当。
2015 年より現在の研修担当に従事し、自己啓発支援、昇格者研修、海外赴任前研修など、人材育成全般を担っている。