異文化メールマガジン(1):アルク
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外国籍社員を輝かせる、異文化コミュニケーションのヒント

株式会社アルク

こんにちは。アルクです。
本日は、異文化メールマガジンの4回目をお届けいたします。

前回お届けした3回目では
「異文化感受性発達モデル」をもとに、
異文化への反応の段階を紹介しながら、
教育のゴールイメージの考え方についてお伝えしました。

今回は実際の異文化教育を行う際に重要となる
3つのステップについてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。

<前回のポイント>
教育のゴールイメージを考える
・異文化コミュニケーション教育のゴールを具体的にイメージすることが大切
・「異文化感受性発達モデル」をもとに、異文化に出会った際の一般的な人の反応と行動を知る
・【適応】【統合】段階を異文化教育のゴールイメージとする
>>前回の内容はこちらから


第4回 異文化コミュニケーションの「基盤」を学ぶ

異文化コミュニケーション教育の3ステップ

 今回からは、前回述べた【適応】【統合】段階に進むために、効果的な異文化コミュニケーション教育の3ステップについて以下具体的に説明します。

ステップ1:異文化コミュニケーションの「基盤」を学ぶ
ステップ2:日本のビジネス文化・マナーを効果的に伝える
ステップ3:外国籍社員としての強みを発揮してもらう

ステップ1:異文化コミュニケーションの「基盤」を学ぶ

異文化コミュニケーションにおける「基盤」とは、主に以下の3つです。

文化の構造(見える文化と見えない文化)
価値観
コミュニケーションスタイルの違い

 これらはステップ2において日本のビジネス文化・マナーを、より深く理解して実践できるレベルで習得するための基盤になる部分です。

 最初の「文化の構造」は、文化を構成する要素を「見える文化」と「見えない文化」に分けて考察することにより、そもそも「文化とは何か?」について理解する項目でまさにベースになる部分です。

 次の「価値観」は、「見えない文化」を代表するものです。日本の企業で大切にされているビジネス文化・マナーを深く理解するためには、その背後にある「日本人が大切にしている価値観」をまず理解することが重要です。これがステップ1で異文化コミュニケーションの「基盤」を学ぶメリットのひとつです。この点については次回でより詳細に述べたいと思います。

 3点目の「コミュニケーションスタイルの違い」は、「ハイコンテキスト コミュニケーションスタイル」と「ローコンテキスト コミュニケーションスタイル」の違いについての理解になります。

 ご存知の方も多いとは思いますが、「ハイコンテキスト コミュニケーションスタイル」は、言語や論理に依存するよりも共有する背景や常識により多く依存するコミュニケーションスタイルで、日本がその代表です。一方「ローコンテキスト コミュニケーションスタイル」は、より言語や論理に依存するコミュニケーションスタイルであり、相対的に外国籍社員のコミュニケーションスタイルは、多くの場合日本人と比較するとローコンテキストの要素が増えます。そのため外国籍社員はこのコミュニケーションスタイルの違いに戸惑うことが多く、最初にこの違いについて学んでおくことは重要です。

 以上述べてきたような異文化コミュニケーションの「基盤」を最初に学ぶことのメリットとしては、前述したように日本のビジネス文化・マナーの理解が深くなること以外に、汎用力のある異文化コミュニケーション力が身に付きやすくなるという点もあります。

次回は、ステップ2の「日本のビジネス文化・マナーを効果的に伝える」について説明します。
第5回 日本のビジネス文化・マナーの効果的な伝え方とは

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