こんにちは。グローバル人材育成の「アルク」のライティングチームです。
英語研修の実施にあたり導入計画を立て、社内稟議の承認が下りたら、いよいよ研修実施に向けて「対象者の選定」を行います。
スムーズにいきそうなイメージですが、対象者を募集し、確定することはなかなか想定通りにいかないものです。
また、対象者が集まっても研修への参加率を上げるためには、事前準備・根回しが重要になります。
この記事では、英語研修の実施において、人事ご担当者様がよく悩まれる「対象者の選定と募集時に起こる課題」や「受講者のモチベーションを保つポイント」についてまとめました。ぜひご一読ください。
~目次~
資料:「英語研修の手引き1‐研修立案のポイント」をダウンロード
英語研修をスタートするにあたり、まずは受講生を集める必要があります。募集方法としては、「手上げ式」と「選抜式」があります。
1)「手上げ式」募集
よく使われるのは社内イントラでの告知です。社員への連絡事項を通達するために、掲示板などの業務連絡方法を設けている企業も多いです。
手上げ式の場合、以下のような課題に悩まされる人事ご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。課題とともに、知っておきたいポイントをお伝えします。
【課題1】想定していた人数が集まらない
【ポイント】募集方法を検討する
【課題2】想定していた対象者が集まらない・集まったとしても、想定した対象者ではない場合
【ポイント】以下の募集要項を明記できているかどうか確認
2)「選抜式」募集
まずは社内推薦を募り、その後選抜を行うパターンが多く見られます。上長からの推薦という形式を取ることで、研修への参加率を高めるとともに、研修の意義を対象者と上長の両者に理解してもらえます。しかし、これには課題もあります。
【課題1】社内推薦を募ったが、集まらない
研修に参加することで、以下のような懸念点が発生することが考えられるため、上長は推薦をためらうこともあります。
【ポイント】
上長に「会社の今後の人材育成計画に必要不可欠である 」ことを、理解してもらう他にはありません。将来の企業の利益を考えるならば、必要な人材に研修で新しいスキルを身につけてもらうことは必要不可欠です。しっかりと研修の目的・内容・ゴールを上長にも説明しましょう。
【課題2】選抜者の辞退を防ぐには?
受講生に決まった後に、辞退されることも少なくありません。理由は、「業務量が増えたため」「繁忙期のため」と、いったものが多数を占めます。
【ポイント】
やはり上長を巻き込んでおくことです。業務量の調整には上長の後押しや部署全体の協力が必要です。このようなサポートがあることで、前向きに研修の受講を検討できるようになります。まずは上長に対して研修への理解を深めてもらいましょう。
研修がスタートしても、実際には目の前の業務や個人の業務目標の達成が優先されがちです。そのため、最初の課題となるのが、参加率の低下をどう防ぐかです。
例) 週1回×2時間の英語研修を3カ月間行う場合
2カ月目に参加率が下がると、それを3カ月目も引きずり、 最終的に成果を出すに至らないことも起こってしまいます。
また、研修の概要や出席回数などの条件への理解不足も、参加率を下げる要因になります。どうしたら受講生のモチベーションを保ち、参加率低下を防げるでしょうか。
1) 英語研修の必要性と具体的な内容を理解してもらう
有効な手段の一つが、最初にオリエンテーションを開催することです。このオリエンテーションの目的は下記の3つです。
モチベーションは日が経つにつれ下がってしまうものですので、途中で研修の成果を測ったり当初のやる気を思い出したりするような振り返りの時間を作るのもおすすめです。
関連記事:英語学習を習慣化する方法とは?
2) 欠席者を出さない仕組みづくり
参加率を上げるためにできることとして、参加者同士の連帯感を強めることも効果があります。以下のように、受講生がより前向きに参加できるように促す方法を事前に考えておきましょう。
まとめ
ここまで、社内承認後の英語研修実施に向けて人事ご担当者様がよく悩まれる課題とそれに対する解決ポイントについてお伝えしてきました。
実際に研修をスタートさせてみると、様々なことが起こります。英語研修を実施する前に、これらの課題やポイントを知っておけば、運営も一段と楽になります。
英語研修実施前に必要な、「英語研修の導入計画の立て方」や「社内稟議の承認までの準備」についても、記事にて詳しく解説しています。 一連の流れを理解し、業務の全体感をつかんでいただくのにご参考いただければ幸いです。
アルクエデュケーションでは企画立案から英語研修のサポートをさせていただきます。 お悩みがありましたら、まずは弊社までお気軽にご相談ください。
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