東京海洋大学における英語学習アドバイザーの導入について
東京海洋大学学務部国際・教学支援課課長補佐 永井雅人
1 英語学習アドバイザー導入の背景―TOEIC(R) L&Rテストスコアの進級要件化―
東京海洋大学は、平成24年度に文部科学省の補助事業である「グローバル人材育成推進事業」に採択されたことを契機とし、グローバル人材育成推進室を設置するとともに、品川キャンパスの海洋科学部において、平成26年度入学者から、TOEIC L&Rスコア600点を3年次から4年次への進級要件に課しました。(平成29年度から、海洋科学部は海洋生命科学部・海洋資源環境学部の2学部に改組されましたが、この要件は引き継がれています。)
英語学習アドバイザーは、進級要件適用の前年である平成25年度から導入され、新たに整備された英語学習スペース「グローバルコモン」に常駐し、学生の英語学習に関するカウンセリングを行うことで、TOEIC L&Rスコア600点獲得を支援することを主な任務としています。
2 取組みの推移―学生のTOEIC学習サポート―
英語学習アドバイザーによるカウンセリングは、原則事前予約制で

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