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ALL順天堂大学で挑む英語教育への突破口~9学部が取り組むTOEFL ITP×自律英語学習へのサポート~

2026年5月22日に順天堂大学 医学部の浅野恵子教授をお招きし、「ALL順天堂大学で挑む英語教育への突破口―9学部が取り組むTOEFL ITP×自律英語学習へのサポート―」というタイトルでセミナーを実施いたしました。その一部をご紹介いたします。

順天堂大学では、医学部をはじめとする医療系学部や国際教養、スポーツ健康科学といった多様な専門性と国際性の両立を主眼に、留学プログラムの設計や自律学習支援に大学を挙げて取り組まれてきました。
本セミナーでは、順天堂大学での英語教育改革の中でも特に、全9学部で実施しているTOEFL ITPを活用したお取り組みと、近年の生成AI導入に伴う実践上の課題と改善策に焦点を当ててご講演いただきました。

冒頭では、伝統ある健康総合大学である順天堂大学の歴史や、学部編成などをご紹介いただきました。その上で、本セミナーのタイトルにも含まれる、TOEFL ITPを活用したお取り組みについてご説明くださいました。
順天堂大学では全学部の1年生全員が年に2回TOEFL ITPを受験しています。これはただ受けて結果を見るだけのものではなく、学部ごとに対策を行ってスコア向上を目指す取り組みで、学長主催の会議での状況報告や、長期的なスコア遷移の分析もされています。
また、学部全体での取り組み報告だけでなく、学生一人一人のスコアについても確認し、優秀者には表彰を行う制度があります。具体的には、2回目のスコアが高い学生には「High score賞」、1回目と2回目のスコアを比較して伸び点が大きい学生には「Highly developed賞」を各学部の教授会で学長から授与されるといったものです。

取り組みの概要についてのご説明に続き、全ての学部で導入されているTOEFL ITP対策についてもご説明いただきました。今回取り上げられたのは、授業中や自主学習課題などとして活用されているALC NetAcademy NEXT(2025年からはALC NetAcademy PLUS)というeラーニング教材のTOEFL ITP攻略コースです。
先に挙げたように、授業中に活用いただく場合もあれば、自主学習課題として活用いただく場合もあります。また、コース内に収録されている模擬試験を練習問題として用いられるケースもあり、運用形態は様々ながらも、全学部でスコア向上に向けてご活用いただいております。
こちらのeラーニング教材に関しては、各学部の先生方からコンテンツ量や内容を評価して継続を望む声が多く挙がったそうです。そのため、当初予定していた契約期間を延長して、現在もご利用されています。

この順天堂大学でのTOEFL ITPを活用した取り組みは2008年から行われており、ご講演の中では2008年から2026年までの、医学部でのスコア遷移についてのグラフも投影いただきました。
取り組みを始められた時期から徐々にスコアが上がっていることが印象的なデータで、実際に平均点は毎年約20点上昇しているとのことでした。
また、2020年ごろから他大学の医学部でもTOEFLを英語力の指標として活用される大学が増えている中で、ほぼ全国1位の点数で推移しているといったご説明もくださいました。

医学部のスコア遷移に関するお話から続けて、浅野先生がご所属される医学部での英語教育についてご説明いただきました。
医学部では、1年次の2回目のTOEFL ITPが475点未満の場合は仮進級となります。2年次も475点を突破できなかった場合には、(他科目の単位が取得できていても)留年になるという厳しい基準が設けられています。また、このスコアは1年生の時だけに利用するものではなく、5,6年次の海外実習の参考スコアとしても活用されています。
また、テストのスコアを伸ばすことだけが目標というわけではなく、1年次には学生同士が教え合うSA(Student Assistant)制度が導入されています。こちらは先生に聞きにくい部分を学生同士で相談できる点などから学生間でも非常に評判が良いそうです。
ほかにも、TOEFL ITPのスコアをもとにした習熟度別クラス編成や、第二外国語の外部検定試験必須化、米国医学部から研究者を招聘して実施する米国医師国家試験(USMLE)対策コースなど、非常に幅広い英語教育を行っていらっしゃいます。
順天堂大学の医学部では、こういった医学英語教育の中で、先に記載したNetAcademy PLUSの医学医療英語コースも導入されています。主に医学英語のボキャブラリー習得や、発話評価AIを用いたスピーキング演習にご活用されており、特にボキャブラリーは定期試験でも出題されることもあり学生が熱心に取り組まれているとのことでした。

最後に順天堂大学における英語教育でのAIの活用状況に触れられた上で、学生の英語力向上、モチベーションアップのために教員と学生の双方向的な連携が必要であること、そして大学本部が提供する全学的なプログラムと各学部の特徴に合わせた英語教育プログラムの双方向的な連携が必要であるというお話でご講演を締めくくられました。

ご発表後の質疑応答でも、講演の中心となっていたTOEFLに関連した質問はもちろん、SA制度や英語カリキュラム全般に関する質問なども多くいただき、本セミナーは盛況のうちに終了いたしました。

浅野先生のご講演の詳細や、お話に挙がった英語eラーニング教材「ALC NetAcademy PLUS」などについてご関心をお持ちいただけましたら、academy@alc.co.jpまでご遠慮なくお問い合わせください。
(文・構成:文教営業部 中村優介)

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