グローバル技術者養成:テクニカルコミュニケーション(TC)科目群の導入・受講促進活動とその成果
山口大学 大学院創成科学研究科 工学基礎分野(英語教育)植村 隆先生
1.グローバル技術者養成プログラムと「テクニカルコミュニケーション(TC)」科目群:
山口大学工学部は、2012年9月に文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」事業に採択され「グローバル技術者養成プログラム」を発足しました。本プログラムでは工学部卒業時の語学力目標をTOEIC®650と定め、英語があまり得意ではない本学工学部生の実情を鑑み、TOEIC®450以上の1年生を特別強化学生と認定し、後述の実践的語学習得科目群「テクニカルコミュニケーション(TC)」受講権利を付与する本学工学部なりの語学エリート教育を開始しました。
①工学部2年次には将来のグローバル技術者のために製造業を意識したビジネス英語をコンテンツにした「TCB」(通年)
②3年次前期には研究職を目指す工学部生のためにもアカデミックライティング力向上を目指す「TCI」と後期には「TCII」
③3年次後期には同時に、工学系トピックのディスカッション・プレゼンテーション機会を提供する「上級TC」
を実践してきました。
受講促進のための草の根PR活動:
TC科目群は完全選択科目開講で不安含みの多いスタートでした。そこで教職員による以下のPR活動に本格着手しました。

...アルクより...
山口大学様でご採用いただいています弊社研修を紹介いたします。
1.職員の英語対応力向上研修
キャンパスのグローバル化=英語対応ができる職員の増加を目指し、2つのキャンパスで、弊社の研修を実施していただいています。高い英語力の習得を目標にされているのが特徴です。
2.ALC NetAcademy NEXT
2017年夏、長い期間ご利用いただいておりました「ALC NetAcademy 」「ALC NetAcademy 2」より、「ALC NetAcademy NEXT TOEIC®L&Rテスト突破コース」への移行が実現しました。山口大学様では、外部試験として以前よりTOEICを取り入れられており、現在でも、学部ごとに卒業要件としてTOEICスコアを設定し運用されています。このことから、ALC NetAcademy NEXTを自己学習教材としてご利用いただいています。
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