こんにちは。グローバル人材育成の「アルク」のライティングチームです。
グローバルな市場で成功するためには、異文化を理解し、チームを導き、適切な戦略を立て、実行するリーダーが不可欠です。今、グローバルビジネスを成功に導く「グローバルリーダー」の育成の必要性が高まっています。
この記事では、グローバルリーダーの定義や、その育成方法についてお伝えしていきます。次世代のビジネスリーダー育成に注力している、もしくは、その方針を検討中の人材開発担当者やマネジャーの皆様の参考になれば幸いです。
~目次~
まず、グローバル人材とは、どのような資質をもつ人の事を言うのでしょうか。文部科学省のグローバル人材育成推進会議の最終報告を見てみると、以下の様な要素を上げています。
グローバル人材の中でも特に、国を超えて、異なる背景を持つ人々をリードし、国際的な戦略やビジョンを持って組織を導く能力を持つ人材は、グローバルリーダーと呼ばれます。
グローバルリーダーが必要とされている背景には、以下のような理由が挙げられます。
これらの背景から、グローバルリーダーには、異文化間のコミュニケーション能力や戦略的思考、多様性を活かす能力など、特定のスキルや視点を持ったリーダーシップが求められるようになっています。
アルクが、企業の人事・教育ご担当者からよくお聞きするグローバル人材の要件をまとめたものが次の図に示した3つのステージです。
グローバルリーダーは、Stage1の「国内要員/グローバル要員」やStage2の「グローバルプレーヤー」に必要とされるスキルを身につけた上で、更にStage3の「グローバルに活躍できるリーダーとしてのマネジメント、コミュニケーションスキル」を習得する必要があります。
階層 | 必要なスキル | 具体的なスキル・知識 (ビジネススキル、語学レベル) | |
Stage 3 グローバル リーダー Global Leader |
グローバルに活躍できる リーダーとしてのマネジメント・ コミュニケーションスキル |
リーダーシップ領域 |
|
Stage 2 グローバル プレーヤー Global Player |
海外とのビジネスに 対応できる知識・スキル |
ビジネスコミュニケーションスキル ランゲージ系領域 異文化コミュニケーションスキル系領域 |
|
Stage 1 国内要員/ グローバル要員 Domestic Player/ Global Player Candidate |
国内外で共通して 求められる仕事の基本 |
ビジネス知識・経験 ランゲージ系領域 対人能力 マインドセット |
グローバル人材の育成に必要な学習領域は、以下の図のようにまとめることができます。
異文化理解、英語、ビジネススキル/リーダーシップスキルの3つがあります。
グローバルリーダーになる人材は、これら全てを網羅することが望ましいと考えられます。
グローバルマインドセット・
異文化コミュニケーション
英語力
ビジネススキル
グローバルリーダーシップ
それでは、社員をグローバルリーダーに育てるには、どのような方法があるか見ていきましょう。
上述の3つの領域を、国内研修やセミナーに参加することで学ぶことができます。
研修形態はオンライン、集合研修、プライベート研修など様々です。
受講する社員に合った学習期間やレベルの選択が可能です。
海外研修には、グローバル人材育成を加速化できる要素が備わっています。 英語の基礎力に不足がある場合は、海外研修の成果を最大化するため、国内研修や自己学習プログラムなどを先に受講することをおすすめします。
海外研修の中でも、エグゼクティブエデュケーションプログラムは、グローバルな組織をマネージメントするリーダーや経営層を養成することを目的としています。参加者には、様々な国々から参加しているエグゼクティブと意見交換ができる高い英語力、ビジネススキルが求められます。
エグゼクティブエデュケーションの目的
1. グローバルリーダーとしてのマインドとスキルの習得
2. 世界の一流ビジネスパーソン達との「ネットワーク」構築
3. 最新のグローバルビジネス動向の把握と検証
この記事では、グローバルリーダーが必要とされている背景や求められるスキル、育成方法について考えてみました。
アルクエデュケーションでは、グローバルリーダー育成の研修、グローバルマインドセット・異文化理解研修、ビジネス英語研修、そして海外のビジネススクールで学ぶエグゼクティブエデュケーションのプログラムもご用意しております。
お気軽にご相談ください。
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