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「鉄は熱いうちに打て」ALC NetAcademy NEXTを用いた、医学部1年生に対する医学英語教育の取り組み(信州大学 田中直樹先生)

信州大学医学部には「いい医師になりたい」「国際的にも活躍できる医師になりたい」という学生が入学してきます。モチベーションが高く、無限の可能性を持った学生は大学の宝であり、教職員一同、大切に育てたいと考えています。学生は受験を経ていますので、入学時の英語力は極めて高いです。今まで培った英語力をもとに、医学英語力を上乗せできれば、医師として国際的に十分活躍できるものと期待します。

しかし学生を見ていますと、学年が進むにつれ英語力が退化する傾向が見られます。とても残念で、もったいないことです。医学部に入学すると、一般教養と並行して解剖や生化学などの専門科目が始まり、語学の勉強時間が削られてしまうためかもしれません。医学部の6年間、折に触れて英語での授業を組み込み、学生の英語力を維持する仕掛けが必要と感じています。
医療のグローバル化が急速に進む中、医療者が医学英語力を十分身につける必要があります。当然のことながら、医学領域でも英語が共通語です。iPS細胞の発見、COVID-19肺炎の発生など、最新知見は全て英語で発信され、全世界で瞬時に共有されます。今後、外国人の患者さんも増えてきます。将来の日本の医療を支える学生諸君には、医師・研究者として英語でコミュニケーションし、自分の研究成果を世界に発信する力、英語論文を速読する力を身につけて欲しいです。
しかし従来の教科書や論文を読む勉強では、英語やラテン語のスペルを正確に覚えることは可能ですが、発音を確認できません。変な発音で覚えてしまうと、聞き取りや会話に支障が生じ、矯正に膨大な時間と労力がかかってしまいます。実際、医療現場で使われている英語には日本語読み、ドイツ語読みが定着していることがあります。例えば、angio=日本語の教科書ではカタカナで「アンギオ」と表記されることが多いのですが(アンギオ室、アンギオテンシンなど)、正しい発音は「エンジオ」に近いです。私もスペルが正しくても、発音で恥ずかしい思いをすることがありました。

私は2021年に国際交流担当教授に就任しました。「鉄は熱いうちに打て」、「医学を勉強したい」と希望に燃えている1年生に対し、正しい発音で医学英語を学べる教材を探し求めていました。そんなある日、たまたまALC社のセミナーに参加したのですが、その時に紹介をされていたALC NetAcademy NEXTを見た時、「これだ」と思いました。医学部長や医学教育研修センター、事務の皆さんのご協力により、信州大学医学部医学科では、2021年9月よりALC NetAcademy NEXT「医学・医療英語コース」を導入しました。医学科1年生は全員、1年間、使い放題(自己負担なし)です。私の医学英語の授業では、ALCの営業担当(偶然ですが、信州大学出身の方でした)にご参加いただき、使用法を説明して頂きました。毎回の授業の最後にALC NetAcademy NEXTの自習範囲を指示し、翌週の授業の最初に小テストを行い、その範囲の接頭語・接尾語、関連した医学用語・知識を復習します。ALC NetAcademy NEXT「医学・医療英語コース」は、自分の空いた時間にスマホでも勉強できる点、自分のペースで、ゲーム感覚でどんどん進められる点が、学生のフィーリングに合っているようです。学生の間でも噂になっているようで、「1年生だけうらやましい」「他の学年も使わせてほしい」との声がちらほら聞こえてきます。

今後、教材導入の効果を前向きに検証していくつもりです。導入して1年ですが、正確な発音を勉強できる教材に巡り合えて、大変嬉しく思っています。信州大学から、英語力を備えた世界に羽ばたく医師を、多く輩出してまいりたいと考えております。

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