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ALC NetAcademy NEXTの英語科目履修とプログラム配属制度への活用(前橋工科大学 原島秀人先生)

前橋工科大学は前橋工業短期大学を前身とし1997年に開学した公立の単科(工学部)大学です。工学部生というと、どうしても英語嫌い、苦手意識が強い傾向が見られます。しかし、工学・科学の分野はグローバル化が目覚ましいので基礎的な英語力を養成することは必須課題です。そこで本学では就職時にもしばしば要求されるTOEICテストスコアを向上させる取り組みを続けて来ました。2014年にはキャリアセンター科目としてTOEICのスコアによる単位認定を始め、同時に後援会からTOEIC受験料の支援も頂いてきました。2018年には大学としてTOEIC賛助会員に登録しました。これに合わせ、1年生全員にTOEIC IPテストを受験させることとしましたが、実施日を毎年検討し直したなかで、入学ガイダンスの日に合わせてTOEIC IPテストを行うことにより、受験率を99.3%まで高めることができました。

更に英語の授業以外でも英語学習に取り組んでもらおうと、2012年にCALL教室を更新する際にALC NetAcademyを導入し、セルフアクセスという形で英語の基礎を主体的に自習してもらうことにしました。2017年にはALC NetAcademyがNEXTに更新されると同時にそのTOEIC対策コースを導入しました。同時に学習頻度を高めるため、英語CというTOEIC対策科目においてALC NetAcademy 500点突破コースの進捗率を成績の10%として加算する処置を取りました。学期の初めから締切日までと期限を区切って、その間の学習のみを達成率として算出しました。また、生物工学科では3年生に600点突破コースの学習を必須とする対応が取られました。

2022年度より本学では学科の再編が行われ、英語カリキュラムにも改変が加えられました。目玉としては英語科目での「習熟度別クラス編成」と、2年生進学時に自分の専攻する教育プログラムが決まる「プログラム配属制度」を導入したことです。これら二つの案件に利用する基礎データとしてALC NetAcademy NEXT 500点突破コースの「フルサイズテスト」スコアを採用することにしました。年末の土曜日、1年生全員に登校してもらい、3つのPCルームを使用して学群ごとに同時受験させました。事前に問題が漏れないように、1年生に対しては入学時から受験当日の朝まで「フルサイズテスト1」をロックしておいて、受験時間だけ開けるよう、タイマー設定をしました。コロナの影響もあったので、受験生には各自自分のイヤホンを持参するように指導しました。受験マニュアル(PDF)も念入りに作成し、その中のリンクからすぐにテストに入れるよう工夫しました。初めての試みだったので、成功するかどうか大いに不安がありましたが、事前準備を重ねることにより、殆どトラブルなく終えることができました。

この制度の予告効果もあり、学生は例年にも増してALC NetAcademy NEXTを利用して事前対策などの学習に取り組むようになりました。これからもALC NetAcademy NEXTを益々有効に活用して行きたいと思います。

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