グローバル人材育成の総合ソリューションパートナー 株式会社アルクエデュケーション

セミナーレポート
eラーニング(ALC NetAcademy NEXT)座談会
~活用状況と効果的な活用方法~

【開催日】2022年2月25日
【開催方法】座談会形式

アルクエデュケーションでは、2月25日にオンライン座談会を実施いたしましたので、今回はその報告をさせていただきます。
コロナ禍以降、弊社営業スタッフも教職員の皆様とのコミュニケーションの機会がすっかり減っており、営業スタッフの間から「教職員の皆様と会話する機会を設けたい」という声が上がっておりました。
そこで初めての試みとして、座談会形式でオンラインセミナーを実施するに至りました。
とは言いましても、座談会形式のセミナー実施は弊社にとっても事例がなく、進行については手探りです。
参加いただいた皆様に何か有益な情報を持って帰っていただきたい、というコンセプトは変わりませんが、どのような雰囲気になるのか未知数の部分もございました。
ただ、結果的には40名もの教職員の皆様にお申し込みをいただき、盛況のうちに終了することができました。
数名の先生にはそのまま延長してご参加いただき、多くのお話を伺うこともできました。
ご参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。

開演後、まず以下の通り事前アンケートの結果を報告いたしましたので、順番に概要を紹介させていただきます。

質問1:eラーニングを活用していますか

今回ご参会いだいた皆様の3分の2にあたる25名の方がALC NetAcademy NEXTを活用いただいておりました。その他には、他社様の製品が3名、活用していないという方が12名いらっしゃいました。

質問2:ALC NetAcademy NEXTで活用しているのはどのコースですか?

ALC NetAcademy NEXTを活用していると回答いただいた方に、活用コースも伺っています。TOEIC® L&Rテスト500・600・730点突破コースが最も多くなっておりますが、目的が分かりやすいコースの導入が増えていることが背景にあるようです。

質問3:eラーニングを成績評価に使用していますか

eラーニングを活用していると回答いただいた方に成績評価に加味しているかどうかをお伺いしたところ、3分の2以上で成績評価に組み込んでいることが分かりました。

質問4:成績に使用する場合の評価方法を教えてください。

成績評価に組み込んでいる方を対象にその方法をお伺いしました。
内容を簡略化していくつか記載させていただきます。

成績評価の活用例

  • 指定課題の進捗率を全体の10~30%に入れる
  • eラーニングコンテンツ内の模擬テストを全体の20~30%に入れる
  • eラーニング内で作成できる小テストを全体の10~30%に入れる
  • eラーニングの課題箇所のスクリプト素材を使って定期テストを作成する

質問5:次世代のeラーニングに求める要素は何ですか?

今後eラーニングに求める機能として「学習要素」と「管理機能」に分けてお伺いしました。
学習要素につきましては、Listening、Readingなどeラーニング学習に向いている受動的なスキルの向上を挙げる先生が多くいらっしゃいました。
一方でWritingやSpeakingなど能動的なスキルにつきましても、補助的な学習ツールとして使い方のアイディアとともにご希望をお聞かせいただくなど、多くのご意見を頂戴しました。
この点につきましては、弊社が今後開発する際は反映させていただく予定です。

その後、この事前アンケート結果を踏まえ、成績評価の活用事例、使いやすい機能、反対に使いにくい機能についてご意見を共有いただく時間を設けました。ブレークアウトルームも活用し、4つのグループに分かれて意見交換を行いましたので、その中からいくつか紹介させていただきます。

■効果的な活用方法

  • 進捗率や学習時間など、いずれか1つの指標では抜け道も多く成果が図れない。そのため小テストやeラーニング内にあるテストを活用することで完全ではないが学習の担保になる。
  • コロナ禍で活用領域が増えている。eラーニングで課題が出されていること、その学習によって得られる効果、成績に反映されること、などを開講時にしっかり周知することで学生の反応が変わる。
  • 使っているeラーニングの全ての文章をダウンロードすることができるので、数問だけでも定期テストに入れると進捗率が明らかに伸びる。

■使いやすい点

  • 総合英語トレーニングコースなどのスピーキングステップでは、うまく活用すれば不足しているアウトプットの練習をさせることができる。
  • TOEIC® L&Rテスト500・600・730点突破コースは、全てのステップを課題にすることで目標スコアをクリアする学生が増えた。

■使いにくい点

  • スピーキングステップでは詳細な発音矯正機能がないので発音の練習にはならない。
  • 管理する人数が多いので、学習履歴管理はできるだけ少ない作業で済ませたい。

以上のように、各大学様、学部、クラス、ぞれぞれの状況に合わせてさまざまな工夫をして活用いただいている様子をお聞きすることができました。同時に、これから活用を検討していらっしゃる先生には活用のアイディアを聞いていただく機会にもなりました。

一方で、1時間のセミナーの中で多くの話題を取り上げたため、一つ一つのトピックに対して踏み込んだ意見交換ができなかった、という反省もございました。この点は次回以降の改善項目とさせていただく予定です。
アルクエデュケーションでは、今後もオンラインセミナーを通じて多くの先生、職員の皆様と交流を図りたいと考えております。是非一度今後のオンラインセミナーにもご参加ください。お待ちしております。

(文・構成:文教営業チーム 森山 光)

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