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北海道大学の取り組み事例について
~FD・SDの成果とは~

2022年8月23日に開催いたしました「大学のグローバル化 情報交換セミナーVol.48」 にて、北海道大学 高等教育推進機構 准教授 山本堅一先生にご講演いただいた際のレポートとなります。

山本先生は、上記ご所属以外にも大学院教育推進機構高等教育研修センターの副センター長ほか、FD部門長やSD副部門長など複数の役職をご兼任されております。数多くのFD・SD研修の企画・デザインを担当もされており、学内外にて多くのご講演やワークショップの実績をお持ちです。

ご講演冒頭、山本先生からは参加者のみなさまへ以下のような投げかけががございました。
「そもそも、FD・SD研修の成果とは何でしょう?」

確かに、FD・SD研修の成果は可視化が難しく、海外の大学でも同研修の成果を発表されている例をあまり見かけることは有りません。山本先生は、このことを念頭に置きながら本セミナーを御覧ください、とご講演を開始されました。

北海道大学では元々、FD教育とSD教育をそれぞれ異なる部局が担当されていましたが、2015年4月より高等教育研修センターが開設され、同センターにて企画・運営の一元化が開始されました。

それ以降、学内外にて多数の研修の設計やデザイン・運営をご担当され、部外者である我々が想像にしていなかったほどのボリューム(詳細については、ぜひ動画にてご確認願います)であることをご紹介いただきました。また、コロナ禍においても、参加者数を増加させることに成功されたことについても、注目に値する内容でした。

個人的には、他大学のFD・SD担当部局から上がりがちな「参加者が少ない」というお声へのソリューションとして「7つの条件」をご提示いただいたことが、とても印象に残りました。その中でも特に「役職者にもその研修を受けていただく」は、企業の人材育成にも通ずる内容で、深く心に残っております。

以上です。本レポートに記載の通り、とても分かり易い内容に纏めていただき、特にこれからFD・SD教育に力を入れ始める大学関係者の方々に多くの気付きを与えていただける内容になったのではないか、と自負しております。

上記以外にもリピート率などの具体的な数値や、本テーマでよく耳にする課題、山本先生が冒頭にお話された「成果とは?」という問いに対して、山本先生ご自身のご経験とお考えに基づいたお答えを共有いただくなど、多くの見所がございました。

実際に当日のご講演動画を御覧いただくことが可能です。ご関心いただける際は、メールにてご所属名とお名前をメール本文にご記載の上、academy@alc.co.jpまでご連絡くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

(文・構成:文教営業部 虎澤将人)

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