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愛知大学における自律的な英語学習者を育むカリキュラム
~習熟度別クラスにおけるeラーニングの活用とその課題~

今回は、愛知大学 国際コミュニケーション学部教授 鎌倉義士先生と経営学部助教 地村みゆき先生をお招きし、「愛知大学における自律的な英語学習者を育むカリキュラム ~習熟度別クラスにおけるeラーニングの活用とその課題~」というタイトルにてご講演を賜りましたので、その概要についてご報告いたします。

大きく以下の項目についてご発表いただきました。
1:愛知大学の沿革
2:ALC NetAcademy の導入時の経緯
3:英語教育カリキュラムについて
4:メイン教材、課外学習用教材としての導入事例
5:ALC NetAcademy の使用統計
6:使用統計から得た気づき
7:自律的英語学習者養成の課題

冒頭、愛知大学の沿革をご説明いただきました。設立当初より中国との関わりが深い愛知大学では、国際的教養と視野を持つ人材育成を目指した教育が行われています。

ALC NetAcademy NEXTは愛知大学の共通教育科目 英語教育カリキュラムの授業に導入いただいており、導入に至るまでの具体的なお話をいただきました。

愛知大学の共通教育科目の英語教育は
①自律的な英語学習者をはぐくむ英語教育(英語を使って自ら高い専門知識を得ることができる人)
②グローバルマインドの養成(国際的な視野と教養、メタ認知力、論理的・批判的思考力を)
の2点を目指してカリキュラムが組まれています。
必修科目に加えて、選択科目が充実していることが愛知大学のカリキュラムの特徴です。

eラーニングを実際の授業科目に適用するにあたっては、メイン教材としての利用、或いは課外学習教材としてのご利用方法が挙げられます。当初、課外学習教材として利用を考えeラーニングを導入されたものの、2020年度コロナ禍により、授業形態が全面的にオンラインへと移行したため、ALC NetAcademy NEXTをメイン教材としてご活用いただくことになったとのことです。

そこで、2020年度にALC NetAcademy NEXTをメイン教材として導入された際の活用例、および2021、2022年度に課外学習教材として採用された際の活用例を、それぞれ紹介いただきました。

メイン教材として利用した際は、学生の習熟度別に受講コースの指定をされ、「学習の進め方」の動画をオンデマンドで作成し、TOEICテストのパート別に教員による解説動画の配信を行ったこと、TOEIC対策コースで既習した設問をMoodleの小テスト機能を利用してランダム・シャッフル出題することで、受講者の理解度把握および継続的な学習を促す試みを行ったこと等を、成績評価の方法を交えてご説明いただきました。
さらに、課外教材としてご導入いただいた際の活用例、および成績評価の方法についてもご紹介いただきました。また、ALC NetAcademy NEXTのアクセス数等の具体的な数値を統計したグラフ分析とそこから読み取れる課題など、貴重なお話がありました。

また、ご発表後の質疑応答ではeラーニング教材利用の課題に関して、実際にeラーニングを導入されているご担当の先生だからこそ聞けるリアルなお話など、最後まで内容の豊富なセミナーとなりました。

アルクエデュケーションでは引き続き大学・高専のグローバル化 情報交換セミナーを実施して参ります。本講演や弊社サービスについてご関心・ご質問のある方は、お名前とご所属を記載の上、academy@alc.co.jp までご遠慮なくお問い合わせください。
(文・構成:文教営業部 君島琉生)

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