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群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部における英語カリキュラムの成果と課題
~TOEICクラスにおけるALC NetAcademy NEXTの活用方法~

10月19日に群馬県立女子大学の神谷信廣先生をお招きし、「群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部における英語カリキュラムの成果と課題~TOEICクラスにおけるALC NetAcademy NEXTの活用方法」というタイトルでご講演いただきましたので、その一部をご紹介いたします。

神谷先生が所属されている国際コミュニケーション学部は、2005年4月に開設されました。1学年の定員数が60名となっており、少人数制ならではの手厚いサポートが特長です。カリキュラムポリシーには、「高度な英語力を身につけ、英語での情報を的確に理解し、異文化間でも意思疎通を図ることができる力を身につける」とあり、先生方も英語力強化に注力されています。

その取り組みの一環として、国際コミュニケーション学部にはBLENDED ENGLISH LANGUAGE LEARNING SYSTEMの頭文字を取った、「BELLS」と呼ばれる英語プログラムが設置されています。BELLSには次のような特長があります。

1. 多彩な科目群
2. 少人数制クラス
3. 高いネイティブ教員率
4. 手厚い留学サポート体制
5. TOEICによる英語力の測定

ご講演では上記の特長をそれぞれ丁寧にご紹介いただきました。その一部を抜粋してご報告いたします。
英語カリキュラムの科目は、4技能5領域に加えて発音や文法、TOEIC/TOEFL対策と、幅広い内容をカバーしています。1、2年次にかけて特に英語の必修科目が多く割り振られており、初年次から集中して英語を学ぶことができます。3年次ではゼミナールの履修が始まるため英語の必修科目は1、2年次ほど多くはないものの、選択科目を増やし、通訳・翻訳英語やビジネス英語など上級スキルの英語を身につけられるカリキュラムになっているそうです。神谷先生はTOEIC試験対策のためだけではなく英語力を総合的に高めていく中で、自然とTOEICのスコアも上げられるようなカリキュラムにしていると話されていました。

国際コミュニケーション学部では、7~8割の英語科目をネイティブ教員が担当しています。ほとんどの日本人教員も英語で授業を展開しているため、英語の授業はほとんどがオールイングリッシュで進められていることが分かりました。

学生のTOEICの成果につきましても、詳しくお話いただきました。学生は全員、1~3年次にTOEICのリスニングとリーディングを合計7回、スピーキングとライティングを合計3回受験します。2022年度末に卒業した学年では、200点以上スコアを伸ばした学生が全体の77%おり、1番スコアを伸ばした学生は515点も上がったということです。入学時から英語が得意な学生ばかりではありませんが、英語が苦手な学生には、マンツーマンの指導を行うなど、教員による細かなサポートを実施しているとおっしゃっていました。

1年生の必修科目であるTOEIC対策クラスでは、ALC NetAcademy NEXTをご活用いただいています。学生は授業開始前にTOEICテストを受け、そのスコアによってNetAcademy NEXT の500・600・730点コースのいずれかを選んで学習する流れとなっています。TOEIC対策クラスでは90分間の授業のうち40分間各自で、NetAcademy NEXTを使用した学習に取り組む時間が設けられます。授業時間外でも自学自習として取り組んでもらっているそうです。前期に学生が各自で選んだコースを50%進めると単位認定が可能になり、後期は同コースを70%進めると前期と同様に単位認定が可能になります。

また、国際コミュニケーション学部には自律学習科目があります。授業の実施がなく、学生が自ら計画を立てて授業外に学習に取り組む科目です。この自律学習の中に3年生以上を対象としたTOEIC自律という科目があり、学生がまだ取り組んでいないNetAcademy NEXTのコースや問題に計画的に取り組みます。

以上がご講演の概略となります。
神谷先生のご講演や、弊社のeラーニング教材ALC NetAcademy NEXTについてご関心がございましたら、academy@alc.co.jp までご遠慮なくお問い合わせください。
(文・構成:文教営業部 石橋咲紀)

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