グローバル人材育成の総合ソリューションパートナー 株式会社アルクエデュケーション
TOP >> 英語研修ならアルク >> 重要なのは英語研修後!振り返りのポイントを徹底解説
                        

重要なのは英語研修後!振り返りのポイントを徹底解説

重要なのは英語研修後!
振り返りのポイントを徹底解説

こんにちは。グローバル人材育成の「アルク」のライティングチームです。

英語研修を実施し、終了後に必要となるのが、「成果の確認」「次年度に向けた振り返り」「報告書の作成」です。

1年間で完結する研修はほぼなく、毎年対象を変えて同じ研修を行ったり、対象者は同じでも内容を変えて行うなど、次年度に向けた振り返りは欠かせません。

どのように振り返りをしたら良いかお悩みの人事ご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、「英語研修」終了後の振り返りポイントについて、人事ご担当者様に事前に知っておいていただきたい情報をまとめました。

資料:「英語研修の手引き2‐社内稟議~承認まで」をダウンロード


[1]研修成果の確認と次年度につなげる振り返り

1) 目標達成度の確認

研修を終えてはじめにすることは、成果の確認です。

まずは研修前に設定した目標(ゴール設定)達成度の確認を行います。このとき、成果指標としてテストを設定している場合は、目標に到達しているか点数・レベルを確認しましょう。

あわせて、個人別・グループ別での平均値との比較も行います。

次に、事前事後の成長度合いも確認します。残念ながら、目標には達していない場合でも、事前事後でどの程度変化があったかということが、報告の際に重要になります。


2) 発表の場を設ける

研修成果の確認方法として効果的なのが、発表の場を設けることです。百聞は一見に如かずという通り、英語研修の成果を短いスピーチやプレゼンテーションで見ることができます。

この方法は特に、スピーキング研修(スピーキング徹底強化アウトプット集中強化ビジネス英語)やビジネススキル研修(ネゴシエーションプレゼンテーションミーティングなど)の場合に向いています。


【発表の場を設ける際のポイント】

1. 人事担当者だけではなく、役員や受講生の上長にも出席してもらう

通常、研修は業務時間内に行うため、上長などの協力があってこそ成立するものですので、その結果報告を兼ねて行いましょう。


2. 研修講師に同席してもらいコメントをもらう

その受講生が事前事後でどのように変化したか、特に良かったポイントについてフィードバックしてもらうことで、参加者全員に良い印象を与えることができます。


3) 次年度につなげる振り返り

研修結果について、複数の担当者が関わっている場合、まずは担当者同士で振り返りを行いましょう。

【振り返りの主な内容】

  • 事前準備について(教材・場所/インターネット環境の確認・手配)
  • 研修運営・対応について
  • 受講率
  • 受講者の声
  • 事後の成果

研修の運営面については、研修会社も含めて振り返りを行います。良かった点と悪かった点を共有することで、次年度も同じ研修会社に依頼する場合、改善が見込めます。

次年度は別会社に依頼する場合であっても、事前に課題などにつき共通認識ができていれば改善が容易になります。



4) 受講生の声を聞く

研修の振り返りには、受講生の声を聞くことも欠かせません。方法としては、「アンケート」「個別ヒアリング」「グループインタビュー」など様々な形式があります。

ここでは、それぞれの特徴と注意点をお伝えします。


[2]報告書作成時の課題

1) 報告書にまとめる内容とは?

報告書を作成する手順としては、はじめに成果(目標達成の有無)を記載し、次に研修の目的や実施内容といった概要を記載、その後に振り返りと受講生の声などをまとめます。

さらにその後に、成果についてスコアや発表会の様子などの具体的な情報、次年度のアクションプランなどまで入れると、担当の引き継ぎなどにも使える資料になってよいでしょう。

研修実施の報告書では、成果が達成できたかどうか、また目標・目的と実施内容にずれがないか、受講生や担当者の所感について、読み手が短時間で理解・把握できることが重要です。

なるべく簡潔で客観的な書き方が望ましいので、担当としての所感を入れる際は他の要素と混同しないように注意します。



2) 成果の報告

報告書の一番重要なポイントは「成果」です。

目標としていた成果を達成した場合は、その成果をしっかりアピールし、残念ながら達成できなかった場合は、課題を明確にして次年度へつなげましょう。


【目標を達成した場合】

目標に対する達成度をしっかりアピール します。目標の立て方にもよりますが、個人別・グループ別での目標達成度について別途記載をすることで、より成果を大きく見せることもできるでしょう。


【目標を達成できなかった場合】

目標に対して、 どの程度ビハインドしたのか、なぜ達成できなかったのか課題を明確にし、次年度に向けての改善点を記載します。

客観的な視点で簡潔な文章を書くように注意が必要です。

また、目標を達成できていなかったとしても、当初の英語レベルがどの程度変わったか、受講生の英語に対する姿勢が変わった、などの前向きな声を記載するのもよいでしょう。

TOEIC® L&R Test の場合、「前後50点は誤差である」と言われるように、成果指標の標準化を図っていたとしても、当日の環境や受講生の体調などでも変わってくる、ということは認識しておいてください。


まとめ

ここまで、「英語研修」終了後の振り返りにおいて、人事ご担当者様に事前に知っておいていただきたい情報をまとめました。

実際の研修は長期に渡る場合もあり、期間が長いほど様々なことが起こります。 しっかりと振り返りを行うことで、英語学習に対する受講生のモチベーション対策を発見できたり、次年度の運営にも繋げることができます。

英語研修実施前に必要な、「英語研修の導入計画の立て方」「社内稟議の承認までの準備」、研修実施に向けての準備時によくある「人事ご担当者様のお悩み」についても、記事にて詳しく解説していますので、ご参考にしてください。

アルクエデュケーションでは、研修の事前事後に成果を測れる、スピーキングテストや準備手配が少なく、ご担当者様の手間を軽減した研修パッケージもご提供しております。お気軽にご相談ください。

あなたにオススメの関連記事

社員のTOEICスコアアップに
必要なのはこれ【人事担当必見】

TOEICのスコアアップを目指す社員の自己学習法についてまとめました。TOEICの特徴を確認するとともに、目標設定の考え方や、自己学習の方法について解説します。

詳しく読む

新入社員研修に英語研修を採用する意味は?
目的や導入時の注意点も

新入社員研修は、多くの企業で実施されていますが、その内容は業種・職種によってもさまざまです。近年、新入社員研修に、英語研修をはじめグローバル人材の基盤を...

詳しく読む