グローバル人材育成の総合ソリューションパートナー 株式会社アルクエデュケーション

英語学習アドバイザー 活用事例
富山大学
理工系学部における実践的英語教育の取り組み


【インタビュー時期】 2023年12月
【インタビューイー】
理学部物理学科 教授 桑井智彦先生(写真左)
理学部生物学科 教授 唐原一郎先生(写真右)
理工系事務部理工系学務課 小坂明弓様

はじめに

 富山大学理学部では、グローバルに活躍できる人材を育成するため、英語学修の一環として英語学修法セミナー、ALC NetAcademy NEXTおよび英語の専門アドバイザーによる指導、TOEIC英語eラーニング授業を実施しています。学生は授業を通して英語学習法を熟知し、コーチングスキルを持った専任アドバイザーからTOEICスコアアップに必要な力を学びます。また、英語学修に関する個別のアドバイジングによって着実に目標スコアへ向けて力を伸ばしていきます。


導入の目的・背景

 経済・社会のグローバル化に伴い、産業界からは実用的な英語力を身につけることが求められる中、特に理系人材における実用的な英語力の強化が急務であると考えました。英語力を測る指標としてTOEIC L&Rが広く浸透しているため、TOEIC L&Rに特化した授業を通して学生の実用的な英語力を向上したいという考えに至りました。

2013年当時、学生に対して、"英語によるコミュニケーション力をつけられましたか?"という授業アンケートを実施したところ、回答結果が教職員の想定と比べても低いことが分かりました。同アンケートで理学部では他学部と比べても英語に苦手意識をもつ学生が多いことが課題として浮かび上がったため、学部を上げてより一層英語教育へ力を入れていくことを決定しました。

本学では全学的にALC NetAcademy NEXTを導入していたため、このeラーニングシステムを有効活用することを念頭に置き、アルクエデュケーションの担当者に相談したところ、英語学習アドバイザーの紹介を受けました。アルクエデュケーションが派遣する英語学習アドバイザーは、自身でTOEIC L&Rのスコアアップのための指導もでき、また、ALCNetAcademy NEXTの効果的な活用方法を学生に指導できるという点に魅力を感じ導入を決定しました。


取り組みの推移・効果

 そのような経緯もあり、現在英語学習アドバイザーを派遣してもらい、TOEIC L&R対策の授業をお願いしております。
 本学から英語学習アドバイザーに依頼している業務は以下です。

 ・学生の自律学習を促す、英語学習法セミナー実施(初回授業)
 ・ALC NetAcademy NEXTを組み合わせたTOEIC L&R対策授業(2回目以降の授業)
 ・学習法や英語学習全般に関する相談・面談(授業時間内)
 ・学生の学習状況に応じた個別アドバイジング(授業時間内)

 本学のアドバイザーは、アルク社のTOEIC指導者養成講座の修了者で、TOEIC L&Rスコアアップ指導に精通しています。また、海外勤務の経験もお持ちです。
 実際の現場での経験に裏打ちされたアドバイザーのさまざまなお話がおもしろいと学生から好評で、TOEIC対策にとどまらず実用的な英語に触れられる機会が提供できています。こうしたアドバイザーの経験をもとにしたフィードバックを個別に学生に与えられることが外部講師にお願いをする魅力だと感じています。

今後の展望展開

 アドバイザーの指導を受けた学生についてはTOEIC L&Rのスコアの伸長が確認されています。そのため、本学としてはさらに履修者数を増やしていきたいと思っています。履修者を増やす施策として、TOEIC L&Rの必要性を感じてもらうポスター等を学内に掲示してアピールするなど、学生に知ってもらうための取り組みが必要であると考えています。
 また、学部全体の英語力が上がってきているので、それに応じて授業のレベルも上げるなどの対応も今後検討していきたいと考えています。

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