グローバル人材育成の総合ソリューションパートナー 株式会社アルクエデュケーション

学生の英語学習相談は専門家へ。
アルク英語学習アドバイザーのメリットとは

個々の学生に寄り添った英語学習指導ができないと、お悩みではありませんか? ひとりひとりの「やる気」にうまくフォーカスできれば、どんな学生も、自律的に学習する力を発揮します。その力を引き出すお手伝いをするのが、英語学習アドバイザーです。今回は英語学習アドバイザー導入の成功事例をご紹介します。




その学習法や英語教材、本当に学習者に合っていますか?

グローバル化が進む現代、英語を学ぶ日本人は、あらゆる業種、あらゆる世代に広がっています。英語の学習方法も、従来からある書籍、英会話スクール、通信講座などに加え、今はスマホやタブレット用の英語学習アプリ、オンラインレッスンも定着しています。
しかしこれだけ多種多様な教材や学習方法があふれるなかから、本当に自分にあったものを見つけるのは、そう簡単ではありません。英語を学ぶ目的もスキルごとの習熟度も、学習者ひとりひとり違いますし、使いやすい・使いにくいといった、学習者との相性もあります。どんなに先生おすすめのTOEIC®テスト受験参考書や問題集でも、SNSで人気の英語勉強法でも、すべての学習者に効果があるとは限らないのです。
こうした問題をすっきりと整理し、それぞれの学習者に適した学び方を提案するのが、英語学習アドバイザーです。

なぜ今、英語学習アドバイザーがトレンドなのか

英語を学ぶ目的は千差万別

「外国人の友だちをつくって英会話を楽しみたい」、「留学準備で英語力を集中的に伸ばしたい」、「就活のためTOEIC®のスコアアップ対策が必須」など、英語を学ぶ目的は誰もが同じではありません。「英語が話せるようになりたい」という目標にしても、詳しく聞けば、外国人と楽しくおしゃべりできればいい人から、専門分野の研究発表ができる英語力を必要としている人まで、さまざまです。
学ぶ目的や背景が異なる以上、学び方も違って当然ですが、大学の授業で個々の学習者に個別に対応するのは困難です。そこで学生自身が、自分の目標に特化した英語学習を、自律的に進めることが不可欠となります。

情報が多すぎて学習ツールが選べない!

デジタルネイティブ世代の学生には、その気になればいくらでも、英語を学ぶ方法はあります。しかし冒頭で触れたように、英語の教材や学習用アプリケーションは、数も種類もあまりにも多いため、かえって学習ツールが選べないという問題が発生します。
そのマッチングの問題を解決するのが、さまざまな英語学習法や教授法に精通した、英語学習アドバイザーです。アドバイザーは学習者との対話を通じて、英語学習全般に関する助言を行っていきます。

みんなが専属の英語学習アドバイザーを求めている

英語の先生は、「英語を教えるプロ」です。一方、英語学習アドバイザーは、学習者が効率的・効果的に学べるよう、「英語をどう勉強するか」についてアドバイスを行う、「英語学習アドバイスのプロ」です。アドバイザーは学習者との対話からその人のニーズを見極め、A君にはA君にとって、BさんにはBさんにとって、それぞれ最適な勉強方法や教材を提案していきます。
忙しい英語の先生のサポート役として、英語学習アドバイザーを置く大学も増えていますので、その例を見ていきましょう。

英語学習アドバイザー導入大学:事例紹介

事例①

もともと英語教育に定評のあるA大学では、2015年9月より英語学習アドバイザー制度を導入しています。個別学習相談は、1枠30分、1日5枠のペースで実施。学習面・精神面・環境面から、英語教授法(TESOL)と応用言語学の理論に基づいたアドバイスを行なっています。
学生からの相談内容は、資格試験対策、英語4技能の向上に関する相談、留学や就職活動に向けたTOEFL ®等の英語試験対策、英語の面接についてなど多岐にわたります。アドバイザーがすくいあげる学生の声は、A大学の各種英語セミナーや、新しいクラスの開講にもつながっているとのことです。

事例②

B大学では、3年次から4年次への進級要件として、TOEIC®L&R TESTスコア600点を学生に課しています。アドバイザーは学内の英語学習スペースに常駐し、英語学習に関する個別セッションで、600点攻略を支援します。進級要件に対し、97~98%という高い達成率は、学生の努力に加え、教職員と英語学習アドバイザーが一丸となった支援体制が、大きな要因だとのこと。
アドバイザーによる個別セッションでは、TOEIC®対策に限らず、英語学習全般について相談できます。大学全体のグローバル化に向け、教職員自身の英語学習相談においても、アドバイザーが対応する機会が増え、今後の活躍が期待されています。

事例③

工科系の国立大学、C大学には、3名の英語学習アドバイザーが交代で常駐し、英語学習に関する個別相談やアドバイス、外部試験対策のミニ講座の開催などを行っています。アルクの eラーニング「ALC NetAcademy NEXT」を導入していることから、その利用を促進して学習効果を高め、学生や教職員の英語力アップに貢献することも、アドバイザーの重要な役割です。
職員向けの英語講座を、英語学習アドバイザーが担当することも少なからずあり、英語教員と連携し、教職員の手が回らない部分を広くサポートするアドバイザーは、C大学では、すでになくてはならない存在となっているようです。

英語学習アドバイザーとは?

アドバイザーの特性

アルクの英語学習アドバイザーは、English Study Advisors' Certificate (ESAC® 通称イーザック)という資格認定制度で認定を受けた資格取得者です。豊富な英語指導経験と高い英語力に加えて、英語学習法・教授法・評価法を熟知し、言語習得のメカニズムにも明るく、アドバイザーに不可欠なコーチングスキルも有しています。

3つの柱に沿ったアプローチ*

学習者に対する英語学習アドバイザーのアプローチは、「学習面」「精神面」「環境面」の3つの側面から行なわれます。

*出典:『ESAC®認定 英語学習アドバイザーコース』

Ⅰ.学習面

「どう勉強すればいい?」に応えます。多種多様な学習手段・教材のなかから、どういう(What)素材を選び、どのように(How)学習に役立てれば、より高い学習効果が得られるか、個々の学習者に寄り添って提案します。

Ⅱ.精神面

「目標や計画の立て方がわからない」に応えます。自分はなぜ(Why)英語を学ぶのか、学習者と共に学習目標を設定あるいは確認し、モチベーションの維持・向上をはかります。

Ⅲ.環境面

「バイトやサークルで勉強時間がとれない」、「落ち着いて勉強できる場所がない」など、学習者の環境を考慮して、いつ(When)、どこで(Where)、誰と(Who)学習するかなど、具体的なアドバイスを行います。

アドバイジングセッションの4つのステップ

学習者とのアドバイジングセッションは、次の4つのステップに沿って進行します。

Step① ラポール形成

「ラポール(rapport)」には、フランス語で「架け橋」という意味があります。共感や安心感をもとに生まれる、無理なく気持ちが通じ合える状態(ラポール)が、学習者との信頼関係を構築する土台となります。学習相談はまずラポール形成から始めます。

Step② 情報収集

学習者の話に注意深く耳を傾け、「学習面」、「精神面」、「環境面」において、困っていること、不安なこと、迷っていること、手ごたえや意欲を感じていることなどを把握。英語学習に関する学習者の状況を正しく理解します。

Step③ 提案

対話のなかで収集し、アップデートした情報をもとに、必要な助言や提案を行います。そこから学習者本人が「これならできる」という方法を決定します。

Step④ 学習計画設計

学習者と話し合い、修正や調整を加えて学習計画を改善。次回のセッションに向けて、学習を継続し、成果を得やすい環境を整えます。

アルクが「英語学習アドバイザー資格認定制度」を作ったわけ

英語学習者の増加とともに、近年、学生の英語力のレベルやその特徴が二極化、または多様化してきたと言われています。従来の画一的な教育手法での英語教育が難しくなり、学生への個別フォローのために教職員の負担が高まる中、教員と職員のちょうど中間に位置し、的確なアドバイスと、カウンセリング・メンタリングができる英語学習の専門家へのニーズが高まっています。
この新たなニーズに応え、語学教育のエキスパート企業として、長年日本の英語教育支援、英語学習支援に携わってきた弊社では、質の高い専門家の認定制度を開発してその養成に努めてまいりました。こうして発足したのが、英語学習アドバイザー資格認定制度English Study Advisors' Certificate (ESAC®イーザック)です。
アドバイザーが適切な「英語の学び方」を提案することで、学習者の意欲や行動は変わってきます。自律的な学習を継続し、学習成果の向上も期待できるようになります。学習者が目標達成に至るまでの長い道のりを、英語学習アドバイザーは「学び方」という側面から、がっちりとサポートしていきます。

アドバイザーがおすすめする、失敗しない勉強法
~3つのポイント+アルファ~

1:具体的な目標を立てる

TOEIC®受験を例にとってみましょう。まず、いつまでに何点を取りたいのか、目標となるスコアを決めます。次に、自分で採点できる市販の模試を使うなどして、今の自分の実力を測ります。すると、何カ月で何点のスコアアップが必要かわかります。なぜ(Why)英語を学ぶのか、これから何を(What)を勉強すべきか、もう迷いはないはずです。

2:学習環境にルールをつくる

勉強を習慣化するために、学習スケジュールを決めましょう。まずは自分の目的に即していて、なおかつ、自分のレベルに合っていて続けやすい教材や、問題集を選びます。
続いて、勉強をする時間(When)と、場所(Where)を決めます。その時間をどのような(How)学習に当てるのか、どの程度の学習量(How much・How many)を自分に課すのかも考えます。「通学の往復の電車のなかでは、スマホで英語の音声を聞く」、「バイトの前に立ち寄るカフェで、必ず30分、問題集をやる」など、少しずつルールが固まってきます。

3:学習のレビュー

学習計画の達成状況(How well)を毎週振り返り、自己評価することで、学習習慣の改善がしやすくなります。着実に達成できたときは、満足感も得られます。 計画どおりに行かなかった場合、他の教科の課題で忙しかった、大学のイベントで疲れていたなどの理由を見つけます。そのうえで、そうした状況でも勉強できる方法を考えましょう。1時間学習するのが難しければ、細切れ時間をうまく使う、短時間でできる素材で勉強するなど、問題を乗り越える方法がきっと見つかります。

プラスアルファ

自分自身での振り返りもたいせつですが、そこに第三者の目を加える(With whom)ことで、学習状況を客観的にとらえて改善できるようになります。英語学習アドバイザーは、学習者の学びをサポートする一環としてモニタリングとフィードバックを行い、学習の進捗状況の「見える化」に貢献します。

自分にぴったりの方法で、英語学習の目標を達成したい!
そんな学生のニーズに、英語学習アドバイザーが応えます

英語学習をめぐる悩みには、何らかの対応策が必ずあります。

「使っている問題集が難しすぎて、勉強するほど自信がなくなります」
→ だいじょうぶです。そんなあなたに合ったレベル、タイプの教材と、それを効果的に使った学習方法を、英語学習アドバイザーが提案します。

「サークルやバイトに追われ、まとまった学習時間が取れません」
→ アドバイザーと一緒に週間スケジュールを確認しましょう。英語学習に使えそうなスキマ時間を見つけ、短時間でも効果的な学習方法を提案します。

その場限りの学習も、ただ漫然と続けている学習も、プロのサポートを加えることで目標をもった科学的な勉強へと変わります。先生と学習者を側面から支援する、英語学習アドバイザーの導入をご検討ください。

■ご参考

英語学習アドバイザーの運用実態レポートを公開しております。

アルク英語教育実態レポート(Vol.20)

豊橋技術科学大学における英語学習アドバイザーの5年間運用実績―2015~2019年度の事例紹介(2020年度前半の新型コロナウイルス感染症への対応も一部含む)

https://www.alc.co.jp/entry/report_20201210

【英語学習アドバイザー】

https://www.alc-education.co.jp/academic/adviser/

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