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活用事例 (2018年7月)

e-learning活用事例

愛知淑徳大学ALC NetAcademy NEXTの導入効果

樗木勇作先生

 愛知淑徳大学は1905年創設の愛知淑徳学園を母体とし、「文学」「人間情報」「心理」「創造表現」「健康医療科学」「福祉貢献」「交流文化」「ビジネス」「グローバル・コミュニケーション」の9学部がある。愛知県長久手市と名古屋市にキャンパスがあり、学生数約9,000名である。ALC NetAcademy、 ALC NetAcademy2、 ALC NetAcademy NEXT(以下 NA NEXTと表す)と3つのバージョンを10年以上に渡って使用してきた。ALC NetAcademy2は、サーバを学内に設置し、全学に700台以上の語学専用のパソコンやCALL教室等を整備して、主に学内での授業・自習利用のために使用してきた。2016年に導入したNA NEXTは、学外サーバを利用して、主にタブレットやスマホでの使用を前提として授業や自習で活用している。私は、ALC NetAcademyの導入以来、システム管理者として関わり、授業でも使用している。

NA NEXTの利用目的と対象者

 愛知淑徳大学では、入学時に新入生全員にTOEIC IPテストを受験させ、その後は年2回大学費用負担でTOEIC IPテストの機会を与え、英語力測定の共通尺度として使用している。NA NEXTの導入目的は、主に次の4点である。1)TOEICのスコアアップに結びつくようにすること、2)英語の総合的なスキルを向上させること、3)リメディアル教材として使用すること、4)授業外での英語の学習時間を確保させることとその記録に基づいた的確な指導を行うこと。
 NA NEXTの利用対象は、全学向けの英語科目履修者または、特定の英語科目等の履修者である。ALC NetAcademy2は、自前サーバを買い取っていたこともあり、授業の履修者以外にも、全学の学生をユーザーとして登録していたが、NA NEXTでは、ユーザー数単位で契約しているため、授業の履修者を主にユーザー登録しているが、希望者には、授業の履修者以外でもユーザー登録し、学習機会を与えている。
 導入しているコースは、次の5コースである。「総合英語トレーニング 初級コース」「中級コース」「上級コース」「PowerWords Hybridコース」「TOEFL ITP(R) テスト攻略コース」。
 利用方法は、授業科目にもよるが、授業の主教材または、授業の副教材及び自習用としてである。一部学科では、海外研修帰国後の課題としても利用している。

NA NEXTの導入効果

 導入効果としては、学習時間数やコースの進捗率と比例するものではないが、「総合英語トレーニング 中級コース」のユーザーで検証してみたところ、20%以上のコース進捗率のあるユーザー群のTOEICスコアの伸びは、「中級コース」のユーザー全体の平均の2.4倍であることがわかった。
 授業として利用している場合、単純に先に進むことだけを奨励するわけではなく、ユニットの内容をシャドーイングさせたり、スラッシュリーディングで音読させたり、単語テストをしたりと、1つのユニットをじっくりと時間をかけて使用することが多いため、必ずしもコース進捗率とTOEICスコアに相関が現れるとは限らない。

70%近くが授業外の利用

 2017年度前期に「総合英語中級コース」と「PowerWords」を教材や課題とした15週間のうち、ほぼ隔週で合計8回行った授業の場合の平均累計学習時間は21時間を超えており、その70%近くが授業外の利用であった。自宅のパソコンで夜にじっくり取り組む学生もいれば、朝の通学時間帯を利用して、リスニングの反復学習に利用している学生も多数いた。もちろん、反復学習を促すようにするために、授業で指導者が学習者のNA NEXTの学習状況にどのように対応するかも鍵であると思われる。
 私の場合は、リスニングやリーディングの教材のシャドーイングのチェックを毎週行うことにしている。その際に、その週の授業外学習の頻度、時間数も確認して、学習者のその週の学習状況に応じたアドバイスをしている。2018年度はNA NEXTのすべてのコースにスマホ専用画面が設定されたため、学習者の利便性が向上して、ますます、授業外学習の頻度や時間数が増えるものと期待している。(おてき ゆうさく)




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