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活用事例 (2018年12月)

活用事例

創価大学創価大学におけるグローバル人材育成の取り組み

創価大学 学習支援課 副課長 平野光彦様

学生の語学力が飛躍的に向上

 創価大学は、1971年の開学以来、外国語運用能力と多文化共生能力を身につけた「世界市民」を育成することに力を注いできた。特に近年では、2012年に文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」、14年には「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択される中、TOEIC(R)L&R TEST 730点、TOEFL-iBT 80点以上など一定の語学基準を達成した学生数が、13年度の296名から、17年度には1,106名と、飛躍的に増加した。こうした結果、本年発表された「スーパーグローバル大学創成支援事業」の中間評価では最高の「S」評価を獲得した。
 こうした成果の推進力の一つが、ワールドランゲージセンター(以下、WLC)である。WLCは、本学の語学教育全般を担っており、年間でのべ3万人が利用するセルフアクセスセンターの運営なども行っているが、ここでは「グローバル人材育成推進事業」の採択を受け新設した週4限の英語特修プログラムである「English for Career Development(以下、ECD)」を、学生の語学力育成の一つの例として紹介したい。

ECDプログラムの取り組み

 「ECD」は、将来的に高い英語運用能力が求められるグローバル企業で働くことを目指す学生を対象としたプログラムである。授業は全て英語で行われ、ビジネス表現やトピックを通し、実践的な4技能を磨くだけでなく、日々のビジネス現場で必要とされる交渉力やプレゼン能力、問題解決力等を身に付けることに重点をおいた内容となっている。
 このECDの一環で、「TOEIC Preparation for Career Development(以下、TPCD)」という科目を開講している。これはキャリア形成の観点からTOEICスコアの向上を目指す学生を対象としており、TOEIC(R)L&R TEST 730点を超える力をつけるべく、試験形式に慣れることはもちろん、英語で論理的思考力を磨くことにも力点を置いている。このクラスで活用されているのがe-learning教材である「ALC NetAcademy NEXT」である。

「ALC NetAcademy NEXT」を活用

 「TPCD」では「ALC NetAcademy NEXT」の「TOEIC(R)L&Rテスト730点突破コース」を、主に授業外での課題として活用している。学期始めに学生は課題スケジュール(例えば、「12月1日までにフルサイズハーフ模試まで終了する」等)を配布され、自分のペースで学習計画を立てて進めていく。学生は問題を解いた後、間違えた部分や学んだ点をその都度ノートに記入し、毎回の課題締切日には、そのノートを持ち寄り、グループで新しく学んだ情報を共有し、授業内で質問する時間を確保している。こうした取り組みにより、学生は問題をただ解くだけではなく、解説をしっかり読んで理解するレベルまで達するようになる。
 なお、当コンテンツは、「TPCD」内だけでなく、全学生が学内外から利用でき、スマートフォンなどからもアクセス可能なため学生からも好評であり、本学学生の英語力向上に一役買っている。

更なるグローバル環境の充実を目指して

 創価大学は現在、「スーパーグローバル大学創成支援事業」で掲げた「人間教育の世界的拠点の構築」を実現すべく、キャンパス内の更なるグローバル化を進めている。本学では50を超える国・地域からの留学生が約800名学んでおり、既に全学生の1割に達しているが、2023年度までに更に15%近くまで引き上げる計画である。また、現時点で約6割の学生に達している短期を含む海外留学経験者を、同23年度までにほぼ100%へ拡大することを目指しており、WLCでも、この春より所属教員が企画・運営する海外研修を、新たに実施予定である。語学力の向上だけでなく、真に社会に貢献できるマインドを持った人材を輩出するため、グローバルで多様性豊かな教育環境を更に充実させてまいりたい。



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