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『「英語で授業」 国内FD研修事例のご紹介』

株式会社アルク  文教営業本部



第1コラム地球 画像

日本の大学関係者間で、"グローバルキャンパス"という表現が、固有名詞のように定着しつつありますが、実態は、送り出し(派遣留学生)と受け入れ(外国人留学生)の人数を増やしてきたものの、双方が交流し、融合する機会を体系的に設けられていない大学は多いと伺います。

そのような状況下の必須の取り組みとして、英語による授業のみで単位を取得できるコース、いわゆる「英語コース」の増加が、グローバルキャンパス実現において、不可欠とされるようになりました。ここでの方法は2つ考えられます。

1つ目は、外国人教員、もしくは、海外経験豊富な日本人教員を採用する方法。
2つ目は、日本人教員を初任時から研修(FD研修)によって養成する方法です。

 このコラムでは、2つ目のFD研修の事例をレポートしたいと思います。
アルクでは、幅広いレベル、目的にお応えするFD研修(国内、海外)をご提供しています。

その中でも急速に採用校が増加している国内研修の1つ、「英語で授業:クラスマネジメント&ワークショップ」についてご紹介します。

≪プログラム概要≫

◆1日6時間×2日間=合計12時間の体験参加型ワークショップ

◆模擬授業も盛り込むため、1クラス最大8名の少人数で実施

◆ノンネイティブの教員が配慮すべき基本ポイントを網羅

 1. しっかり設計する
 2. 学生のやる気を育てる
 3. 参加型のレッスンにする
 4. 学生の多様性に対応する

 ※詳しい内容は、弊社担当営業にお尋ねください。

◎担当講師:吉中昌國(アルクグローバル人材開発コンサルタント)

 カリフォルニア大学バークレー校で社会学修士号取得。外国人講師のマネージャーを長年務め、企業でのグローバル人材開発コンサルタントとして活躍。アメリカの大学についての豊富な知識と体験を基に、多くの国立大学でFD研修を担当。インタラクティブで丁寧な指導に定評がある。

【採用校】

 京都大学、東北大学、九州大学、金沢大学、東京海洋大学、新潟大学、
 鳥取大学、滋賀医科大学、広島大学、山口大学、同志社大学、福岡大学他多数

【受講された先生方の声】(地方国立大学実施校 アンケート結果より)

・「英語の講義のためでなく、現在実施している日本語での講義にも
  とても参考になった。」
・「プロだなと思った。質問に対して、ゆっくり丁寧にわかりやすく
  解説して下さり、全く退屈しなかった。」
・「話し方、解説が丁寧で見識豊かだった。」
・「2日間×7時間の研修にもかかわらず、ほとんど疲れを感じなかった。
  先生の講義の構成・進め方・休憩のとり方などが非常にうまかった
  からだと思う。」
・「思った以上に質が良い。」

 (※講師の満足度:最高評価100%)

≪今後に向けて≫

以前、アルクのFD研修を受講された先生から、大変印象的なコメントをいただいたことがあります。

「"英語での授業"となると、表面的には、専門科目のコンテンツを英語化することであると捉えがちだが、実際に重要なのはその点ではない。PBLやアクティブラーニングに代表されるように、日本人学生と留学生が学び合うための仕組みが重要であり、目的に応じて双方向型の授業を採用するなどして、授業の在り方を根本的に見直す好機と認識すべきだと思う。」

また、別の大学では、『グローバルキャンパス』実現における最大のキーポイントは、「FD研修の体系的な強化である」と伺いました。その先生は、さらに、次のようにコメントされました。

「大学が教育の仕組みやガバナンスの改革を推進したところで、そこで教える教員や学生が以前と変わらなければ、改革も絵に描いた餅になってしまう。」まさに今、日本の大学は、組織としても教育の場としても、大きな変革を求められていることを痛感しています。

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