

語学教育を通して、日本のグローバル化に貢献すべく活動を続けてきました。
アルクは、これまで蓄積した豊富なコンテンツ、教育機関、法人企業様への研修提供などのノウハウを活かし、
様々な業界向けに、接客英会話・異文化研修を行っています。
交通・飲食・販売・宿泊など、業種に応じた簡単な接客英会話から、ワンランク上の「おもてなし英語」まで、
ご要望に応じたカスタマイズ研修を取り入れてみませんか。
様々な文化的背景を持つ相手とのコミュニケーションには、言語的な「スキル」と異文化を理解するグローバルな「マインド」の両方が必要です。アルクは、この2つを効果的に育成できるプログラムを多数ご用意しています。その一部をご紹介します。
おもてなし英語 SMILE!

SMILEをキーワードに、英語でのおもてなし・
接客に欠かせない表現を習得
様々な接客場面に対応できる様、ショップ編、レストラン編、ホテル編の3つのテキストを用意しています。また、定型のロールプレイだけでなく、受講生からのリクエストをもとにカスタマイズロールプレイを行うことで、実際に使える表現を習得します。

クリエイティブスピーキング

「知っている」知識を「使える」知識に
「ある程度の英語の知識はあるが、話せない」、多くの日本人がこの悩みを抱えています。「何を話すか」、「どう話すか」、自分がいいたい事を言えるように、発信力を徹底的に鍛えるトレーニングです。
異文化コミュニケーション総合編
(Intercultural Communication Program)


異文化理解の育成
文化的な違いを理解した上で、グローバル環境で働くために必要な対応力を醸成します。
グローバル アプリケーション
(Global Application)

異文化対応力を養う
異文化「理解」から「対応力」へ発展させるため、コミュニケーションにおける「発信力」、「受信力」を高めるトレーニングを行います。
異文化マネジメントコミュニケーション
プログラム

異文化環境でのマネジメント
コミュニケーションスキルの習得
マネジメントの立場でのコミュニケーションスキルを「意思決定の方法」、「問題解決のスタイル」、「フィードバック」など実践的な内容で学びます。

株式会社羽田エアポートエンタープライズ 様 <販売>

国内線ターミナルの店舗で、にこやかな英語接客に役立つ表現を習得
株式会社ロフト様 <販売>

現場で使える接客表現を習得し、迅速かつフレンドリーなインバウンド対応を目指す
帝都自動車交通株式会社様 <交通>

ハイヤー業務専用コンテンツで、乗務員の10%を英語で接客対応ができるレベルに
いつでもどこでも
会話のトレーニングが可能です。
国内外に在住する質の高いネイティブ・バイリンガル講師と24時間いつでも、どこからでもスカイプを通じマンツーマンレッスンで効率よく学ぶことができます。
総合コースでは、「ビジネス英会話」「日常会話」「フリートーク」「スピーキングトレーニング」「キクタン英会話【海外出張/旅行】」「スッキリ!英文法」の6つのレッスンから、予約の都度いずれかを選んで受講できます。レッスン終了後、講師から細かなフィードバックを受けることで、苦手な部分や強化すべきポイントを把握することができ、レッスン継続のモチベーションとなります。
おもてなしをテーマに、様々な業種、受講生のニーズに合わせたレッスンも可能です。

おもてなしの「気持ち」と「知識」を
英語で伝えるための教材





『販売編』『飲食編』『宿泊編』『交通編』の4タイトル発売。

「出だし」だけ+ジェスチャーからはじめるおもてなし英語』
兵庫県豊岡市・城崎温泉は長い歴史と独特の風情ある温泉街を持ち、近年は海外からのゲストを多数、迎え入れる国際観光地です。
この城崎を舞台に、日本有数の由緒ある旅館・西村屋の方々をはじめ街の人々、当地を訪問中の外国人旅行者へのインタビューなどをまじえながら、おもてなしの心をこめた英語によるコミュニケーションを促進するための教材・学習プログラムの開発というプロジェクトを通じて、地方創生への支援活動に取り組んでいます。


歴史ある西村屋の海外"進出"
この4月、インバウンドの現場での外国語によるコミュニケーションの実態を肌で感じる目的で、老舗温泉旅館の西村屋を訪れた。
「『世界に向けた情報発信』と『外国人観光客にも満足していただける接客教育』が必要なんです」。
創業150年を超える西村屋の池上桂一郎常務は、同旅館の伝統を未来に受け継いでいくための取り組みを教えてくれた。
「2013年にロンドンで開催されたWorld Travel Marketに豊岡市と共に参加しました。それ以来、ヨーロッパで開催される旅行博や商談会に若手社員を派遣し、海外の顧客やエージェントとの関係づくりを行いつつ、社員に海外への関心を持ってもらうようにしています」。
中でも、16年、世界60カ国の高級ホテルとレストランが加盟する会員組織「ルレ・エ・シャトー」への加盟が承認されたことは、西村屋にとって転機になったという。これを機に西村屋はパリで現地スタッフを採用し、駐在事務所を拠点に、欧州をはじめ世界各国に向けたプロモーションに取り組み始めることになったからだ。そのかいあって、西村屋は、フランスをはじめとして、海外からの訪問客や宿泊客がこれまで以上の伸びを示しているとのことだ。
本物の"おもてなし"を目指して
もう一つの柱である、日本人観光客だけでなく「外国人観光客にも満足していただく」ためには、従業員の外国語コミュニケーション力を高める必要がある。そこで西村屋は、接客を担う従業員の英語教育に力を入れ始めた。ネイティブスタッフを海外戦略担当として採用し、英会話レッスンを月に2度実施する他、オリジナルの教材も作成している。
そうした取り組みもあってか、近年採用された社員には、外国語大学の卒業生が増えている。彼らの中には学生時代に留学先で「日本」について質問され、十分に説明できなかった経験から、海外から日本に来るお客さまに対して、「日本」を発信できる旅館への就職に関心を持った人もいるらしい。西村屋は、彼ら・彼女らの期待に沿うことが、優秀な人材確保と従業員のモチベーションアップにつながり、ひいては外国人宿泊客の満足度アップにもつながると考えている。
「もっと従業員の期待に応えたい」と語る池上常務の思いの先には、さらなる英語コミュニケーション教育、本物のおもてなし教育の構想がある。従業員がより深く日本文化を理解し、自身の言葉で城崎温泉の魅力を語れるようになる、そんな発信型英語学習のための環境づくりである。
「従業員の満足度が上がれば、お客さまにも満足していただけます。満足されたお客さまからの口コミによって、さらにお客さまが呼び込まれることで、城崎温泉全体が栄えるようになります」。コミュニケーション教育が奏功して、外国人観光客にも喜んでもらえれば、さらに世界中から観光客が訪れるようになるであろう。
西村屋の挑戦は、次の100年を見据えている。