グローバル化を見据え、
マインドセットの刷新を図る
株式会社ANAケータリングサービス
総務部総務課 組織風土改革担当課長
飯田 有一 氏
課題 | ■ 社内外/国内外の多様な人材をリードするコミュニケーション力の習得 ■ グローバル事業展開を見据えた、英語力アップへの気運の醸成 |
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対象者 | 部長職 |
研修内容 | グローバル・マインド研修 |
成果 | ■ 身近にあるダイバーシティ環境への気づき・理解を深める ■ マネジメント層のコミュニケーション力の見直し・習得 ■ 英語学習への意欲向上 |
ANAからの受託業務が中心の当社では、日常的に英語を使う仕事はまだ限られています。それでも部署によってはグローバル化が進み、機内食製造の現場では、海外出身のパートさんたちが多数働いていますし、外国の航空会社に対する独自の販路開拓も進んでいます。
こうして、英語力や多様な価値観を理解し協働する力の強化が求められるようになるなか、初めて「グローバル・マインド研修」を実施しました。丸1日、7時間の集中研修に参加したのは、部長職の26名。部下を指導する立場の社員から、まず意識改革をという主旨です。
目標は、グローバル戦略を踏まえた経営ビジョンの下、国際的に活躍するためのマインドセットを身に付け、ダイバーシティのメリットを理解して、多様な人材をリードする方法を探ること。
参加者はケーススタディーやワークショップを通して、年代、性別、出身国、宗教や文化背景などによる価値観の違い、物事の感じ方や規範の多様性に、改めて気付かされていきました。そこから生じる誤解やあつれきを避けるため、どのようなコミュニケーションが必要かを、深く考えるきっかけにもなったと思います。「研修で学んだことを、さっそく自分の部署で応用したい」との前向きな感想が印象的でした。講師の経験に基づく事例紹介も示唆に富み、グローバル・マインドと、その背景にあるダイバーシティを、各自が自分に引き付けて考える格好の機会となりました。
好評でしたので、次は課長職を対象に実施を検討しています。研修を機に、社内のコミュニケーションが活発になり、英語力アップへの意欲も広がって、組織風土そのものの活性化につながることを期待しています。
株式会社ANAケータリングサービス
ANAホールディングス株式会社を100パーセント株主とするケータリング会社。機内食の製造・調整、航空機への搭載・取降、機内食用のカートや食器などの管理までを一貫して行なう。ANAからの受託を中心に、海外の航空会社にも事業を拡大している。
https://www.anac.co.jp/