【独自のグローバル化 ソリューション実践へ 成果を上げる戦略的仕掛け】
グローバル協働意識を醸成し、「One‐Furukawa」を目指す。
近年、海外需要の拡大に伴い、グローバルに活躍できる人材育成が急務となっています。また、海外関係会社では、古河電工グループや経営理念などを学ぶ機会が充分でないという問題があります。
私自身が海外関連業務に携わった経験から、「グローバルなコミュニケーション力を向上させるためには、異文化を実際に肌で感じる事が効果的である」という思いがありました。
そこで2010年に、GDP(Global Development Program)という、海外関係会社の選抜メンバーを日本に招いて行う研修を始めました。研修は、古河電工グループの理念やビジョンの共有、多様性の理解、リーダーシップを養成する内容としています。また、さまざまな課題について、日本人社員とディスカッションをし、解決策を提起する場を設けています。
この研修を通して、外国人社員は、古河電工グループについての理解を深める他、選抜されたことが誇りとなり、モチベーションアップにつながっています。一方、日本人社員にとっても、世界中の社員と直接触れ合うことで多様な価値観や文化などへの理解が進みます。さらに、全員が、同じ古河電工グループの一員である、「One‐Furukawa」という意識を強くするとともに研修に参加した社員同士の横のつながりも貴重な財産となっています。
古河電気工業株式会社
電線、自動車用部品、プラスチック製品、金属素材など幅広い分野の産業製品を提供する古河電工は積極的に海外に進出。 近年では新興国の旺盛な需要に応え、各国の発展・成長に貢献している。