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事例紹介

                        

日産化学

フィリピンと英語圏で業務に直結する力を育成

日産化学株式会社 贄 雄二さん / 吉野 治仁さん

日産化学株式会社
人事部

贄 雄二(にえ ゆうじ)さん
吉野 治仁(よしのはるひと)さん

課題 課題
  • グローバル展開に資する人材の育成
  • 語学力・異文化理解力の強化
対象者 対象者
  • 入社3年目から50代までの社員
研修内容 研修内容
成果 成果
  • スピーキング力に自信が付いた
  • TSSTのレベルアップ(例:4→5)

お客様の声

2030年を見据えた長期経営計画の中で「海外売上高比率の拡大」が掲げられ、これを支えるグローバル人材の育成が急務となりました。2014年よりアルクさんの協力を得て、海外派遣プログラムを導入しています。

グローバルに活躍するためには「業務遂行能力」に加えて、「語学力」と「異文化理解力」が必要です。そこで、実際に現地に滞在して異文化を体験しながら、いろいろな国の人たちと共に学べるスタイルを選択しました。

吉野対象者は主に入社3年から15年くらいの若手ですが、40代や50代の希望者も参加できます。期間は原則として3カ月(12週間)。行き先はアメリカ、カナダ、イギリス、中国、ポルトガルです。現地では語学学校に通い、英語圏の国々ではホームステイ、その他の国々では寮に滞在します。

アルクさんには、渡航先に関する情報提供や語学学校・ホームステイの手配、生活面や学習面でのアドバイスなど、全面的にサポートしていただいています。事前に現地への視察に同行していただけたのは、とてもありがたかったですね。

吉野渡航前はセミナー「海外研修成功塾」を実施します。英語ネイティブの講師とActive Listener、Active Speaker※、ホームステイ先でのポイントについて、ディスカッションを交えながら考える約2時間の研修です。終了後はプログラムで達成したい目標を設定し、実現に向けた行動プランをシートに記入するのですが、研修を通して皆、自分が思った以上に話せないことに気付き、渡航に向けての意欲が高まるようです。

語学学校ではグループレッスンとマンツーマンレッスンを組み合わせながら、一般英語とビジネス英語の両方(英語圏の場合)を学びます。今年度からは、より語学力の向上にフォーカスするべく、事前に1カ月間のフィリピン語学研修を実施するとともに、効果測定ツールとしてTSST(Telephone Standard Speaking Test)を導入しました。

フィリピンでの語学研修は、マンツーマンレッスンによるきめ細かい指導を受けることでスピーキング力に自信がつき、その後の欧米圏の語学学校での授業にもすぐになじめるという効果が出ているようです。派遣期間は3カ月と決して長くありませんが、異文化の中でいろいろな国の人たちと接することで、よりオープンに発信する力が身に付いたという声が多く聞かれます。

吉野今後は、ロースクールやビジネススクールといったより専門的な海外派遣プログラムも検討したいですね。必要な分野に合わせたプログラムも実施できれば、より専門性を高めて活躍できる人材が増えていくのではないかと期待しています。

※積極的な話し手、聞き手になるためのトレーニングをする。

日産化学株式会社

1887年、"日本資本主義の父"渋沢栄一と"サムライ化学者" 高峰譲吉博士が中心となり、日本初の化学肥料製造会社として創業。化学工業の先駆者として、各種事業を発展し、現在は国内5工場、3研究所に加え、海外にも複数の拠点を置く。情報通信・ライフサイエンス・環境エネルギー領域において、「独自の革新的な技術で社会の要請に応える未来創造企業」を目指す。近年は、エレクトロニクスや再生医療等の分野で、数多くの新製品を発売している。

https://www.nissanchem.co.jp/